4か月も早く子供が産まれた
随分ご無沙汰になってしまいました。
前回の更新が5月28日。もう2か月以上も前…。
この間何があったかと言いますと、タイトル通りなのですが
4か月も早く子供が産まれてしまいまして色々と大変でした。
子供はNICUに入っているものの今のところなんとかなってます。
出産についての記録は別媒体に取ってるんですけど
こちらでも触れておこうかなと思います。
さらっとまとめるつもりだったんですが、状況が状況なだけに長くなってしまった…。
6月X日(21週6日)
自宅で仕事中に少量の出血があった。
翌日検診予定だったのでそこで診てもらえばいいかな~と思いつつ
検索したら流産とか怖いワードが出てきたので病院へ駆け込む。
外来時間ギリギリだったので看護師に若干迷惑そうな顔をされたものの
診察して状況一変。
子宮口が開いており、胎児を包んでいる胎胞というものが3cm出てきているとのこと。
即入院。診察室から病室までもストレッチャー移動。
別におなか痛いとかそういう症状もなかったのでただただビックリ。
ちなみに手術するかもしれないとのことでPCR検査受けて陰性だった。
(ここの病院は手術をする場合は全員PCR検査が必須になったらしい。)
入院中の生活は基本床上安静。とにかく横になる。体起こすの禁止。
ごはん食べる時もなるべく寝たまま。
トイレは車いすで移動。※トイレは病室から10mもないところにある。
シャワー禁止のため、髪はストレッチャーで洗ってもらい、体は清拭。
毎朝膣洗浄を行うのですが(感染が原因の切迫流産・早産の場合は
膣洗浄と安静にすることくらいしかできることがないのだそう)
基本的に処置室でやるのに動かしたくないからわたしだけ病室で。
X日から12日後(21週4日)
入院してからアイスを食べていなかったのでアイスが食べたかった。
洗髪の日だったので、コンビニ前で夫に待機してもらい
終わったらアイスを買って上に来る段取りにしていた。
洗髪が終わり夫に連絡し、上がってくる前にトイレへ。
そこでなんか出た感覚があり、中を見たところ大量出血。リアル血の海。
ナースコール押し、来た看護師さんに何週か聞かれ21週と答えたら
看護師さんも顔色変えてすっ飛んでいった。で、4人くらい看護師さん来た。
そのまま車いすで処置室に運ばれ診察。
「胎胞が膣から3cmくらいのところまで出ているので、多分今日中に生まれます」
とのこと。イコール流産ということです。
(※22週未満で産まれた場合、蘇生措置が行われず流産扱いとなる。)
自分の身に起きていることが全く理解できず、頭が真っ白。パニック状態。
とりあえずいつ産まれてもおかしくない状況だったので分娩室へ。
で、病院から連絡があった夫も分娩室に到着。ふたりでわんわん泣く。
1時間ほどしたところで主治医登場。
診察したところ胎児は子宮内にいるので促進剤使って産むってことはできないので
このまま動くな、ってかんじになり一旦今晩は分娩室で過ごすことに。
わたしは少しでも快適な環境で過ごすため病室からベッドを持ってきてもらい
今コロナで基本的に分娩時の立会いNGらしいんですが、状況が状況なだけに
夫も一晩いてOKということになり、夫は分娩台で寝た。爆睡していた。笑
(夫の名誉のために言っておくと、わたしが緊急入院してからというものの
毎日心配で若干不眠だったらしく、久々に一緒に寝たので安心したらしい。)
X日から15日後(22週0日)
入院している病院のNICUは24週からじゃないと受入ができないため
このまま24週までいるか(24週未満で産まれた場合、救命できる可能性低)
22週から受入している病院に転院するかの判断を迫られる。
と同時に22週で産まれた場合の子のリスクなどを説明される。
これまでの入院でもかなり精神的にきていたけれど
この日が1番精神的にきつかった。
1時間ほど悩み、夫とも相談し、転院することに。救急車で母体搬送。
転院先の病院に到着したところ、なぜか37.7℃の発熱がありコロナ扱いでPCR検査。
(多分張り止めの点滴の副作用で発熱していたっぽい。)
処置室に入れられ、服は全て脱がされタオルをかけられただけの状態。
何が何だかわからないまま、色々な検査をされた。
後に分かったんですが、受入時のわたしの状態を聞くに到着したら
すぐに帝王切開しないといけないと考えていたらしい。怖っ。
ただ、診察するにやっぱりまだ胎児は子宮の中にいるということで帝王切開回避。
その後現在の状況の説明と、新生児科の先生から話があり
産まれた時に蘇生するかしないかという話もされ、再び号泣。
たしかに障害が残った場合育てられる自信はあまりなかったんですが
今この瞬間おなかの中で動いているのに、生きて産まれてきてくれたら
それを見殺しにすることはわたしにはできないな、と。
もう転院すると決めた時点で何が何でも産むんだと決めていたこともあり
蘇生処置をしてくださいとお願いした。
X日から24日目、7月某日(23週2日)
午前中は調子がよかった。このころには病室内なら歩行OKになっていた。
病室内のトイレに行ったところ、ショーツになんだか破水してるような跡が。
(ただし本人に破水の自覚はなし)
とりあえずナースコールしたら診察始まって、破水してるかもしれないけれど
エコー上は破水してないから様子見ということになり
そのあとNSTしたらおなか張ってるということで張り止めの点滴が追加になった。
夕食頃には落ち着いてきてはいたんですが、今後は38℃越えの発熱。
採血とか諸々して多分炎症の値とかが高くて妊娠継続できないという判断になり
22時頃に産みましょうということになり、そこからドタバタで手術の準備。
日付が変わる間際の23:48に帝王切開で出産。
身長29.0cm、体重478gの小さな女の子でした。
麻酔されてても普通に痛くてずっと痛い痛いって言い続けていたのと
泣いたけど声が小さすぎたのか、泣かなかったのかわかんないけど
産まれた瞬間もわからなくて、気づいたら隣の保育器で処置されてました。
「え、産まれてるんですか?!」って素で言ったくらいなので。笑
NICUに運ばれる前に少しだけ顔を見て触ることができたんですが
涙は止まらないし、小さすぎて触るのも怖いくらいでした。
現在は生後1ヵ月が経ち、その間も心臓の手術をしたりと
色々大変なことはありつつも、親の心配をよそに少しずつ大きくなっています。
顔立ちもはっきりしてきました。(わたしに似たかもしれない)
わたしは子宮内感染の影響もあり、少し退院が延びたものの
産後10日ほどで退院し、次の日からNICU通いが始まりました。
退院した日に体重計ったら妊娠前より7kg痩せてました。
出産時に2Lほど出血したため貧血がひどく、顔がやつれまくってました。
今はわりと元の生活に戻ってますが、1ヵ月ほぼ寝たきりだったので
脚の筋肉が落ちきり、歩くとすぐに疲れてしまうのをどうにかしたいところ。
生後1ヵ月の手形と足形。A4の紙を半分に折ったもの。
小さすぎてかわいすぎる…。尊い…。
新生児科の先生からは、出産予定日+1ヵ月が退院の目途と言われているので
まだ家に帰ってくるまでは3ヵ月以上はありそうです。
あんまり期待しすぎるとがっかりしそうなので
クリスマス、年末は一緒に過ごせたらいいなくらいで考えてます。
日々不安はつきないのですが、毎日本当に少しずつ成長していて
見ていて本当にかわいい。これが親バカってやつなんだなってかんじ。笑
500g未満で生まれても、今は元気に退院する子も多いみたいです。
日本の医療って本当にすごいなと思うし、その医療を受けれることに感謝。
長くなってしまいましたが、わたしの近況はこんなかんじでした。
病院通い、梅雨だるいから早くあけろ~なんて思っていたのに
いざあけてみたら暑すぎて早く秋になってほしいな。